ゆえの日常生活と創作小話。
『狼親子物語(BLEACH)』更新!
2007年08月11日 (土) | 編集 |
夏企画『狼親子物語(BLEACH)』更新です!

きっと、子供の頃は、秘密の隠れ家(秘密基地)なんて

作っていたんだよ・・・。

一生懸命、作っているのは、恋次君・・・。

指導は、勿論・・・剣ちゃん!

要さんや、稜兵さんも手伝っていて・・・

修兵さんは、花音さんと一緒に、お弁当とか作っていたんだよ。

修兵さんも手伝うって、恋次君に云うけど

恋次君が、過保護だから(笑)させないの・・・。


ごめん・・・ウルキオラ、何か弄ってしまったよ。


◆設定補足◆

山じい・・・瀞霊の森に在る(巨大虚の樹)を護っている
      樹の守人・・・。
【狼親子物語/僕らの不思議な時間旅行・6】



自分達が住んでいた場所に・・・

(家)自体が、存在していなかった為

若しかしたら、此処も(存在)していないかも知れない

一瞬、不安に、駆られてしまったけれど

でも・・・此処は

「・・・在ったんだ。」

ちゃんと(存在)していた・・・。

見慣れた建物が、目に飛び込んで来た時

安心してしまった、自分が、其処にいた・・・。





「訳判らねぇ・・・何が、どうなってるのか!」

町の様子を見に行っていた

グリムジョー達も、困惑していました・・・。

自分達が記憶している、町の様子と、かなり違うからです。

二人は念の為、自分達が住んでいる

家にも向かったのです。

父親で在る、藍染牧師は、丁度・・・

姿が見当たらなくて

家に寄り、中を見た時は、ほんの少しだけ

違和感を感じたものの

其れでも、自分達が使っている、部屋を見れば

其処は、物置と化していました・・・。

グリムジョーの物も、ウルキオラの物も

凡て全部、其処には無かったのです・・・。

まるで、最初から、存在していなかったように

其の事は、二人に少なからず、ショックを与えていました。

ツリーハウスに戻って来ると

暫く、二人は、口を利かず、黙っていました・・・。

そして漸く、ポツリと呟かれた、先程のグリムジョーの言葉。

ウルキオラも、言葉、少なく・・・

「もし・・・俺達の記憶している事と、違うのなら・・・。」


明日・・・(山じい)の所に、行って見ないか?


(山じい)なら、何か、判るかも知れない・・・。


(山じい)とは、修矢君達が、先程までいた

『巨大虚の樹』を、昔から護っている

樹の番人、所謂(守人)です・・・。

山じいは、大人達さえ知らない知識を

沢山、知っているので

昔から、子供達に、色々、教えてくれるのです・・・。

ウルキオラの提案に、修矢君とグリムジョーは

顔を見合わせ、頷き・・・

「そうだな・・・。」と、呟きました。

修矢君の腕の中には、歩き疲れて、眠ってしまった

薫君がいました。

其の様子を見ていた、グリムジョーは

薫君が眠っている事に、釣られてしまったのか

ふわっと、欠伸をしながら

「なあ・・・何か、お腹空かね?」

ウルキオラも、困ったように

「・・・否定しない。」

「昼は、親父が持って来てくれる、予定だったもんな。」

修矢君は、苦笑いを浮かべながら、立ち上がると

此処で寝泊り出来る様に、片隅に積まれている

マットを引き、其の上に、敷き布を被せてから

そっと、薫君を寝かせ、夏掛けを掛けてやります。

其れから、何か思い出したように、辺りを見回し

探していた物が在ると、気が付くと

修矢君は、簡単に作られている、棚の所に来ると

其の扉を開けました・・・。

「やっぱり・・・あった・・・。」

がさごそと、音をさせながら

棚から在る物を、二つ、三つと、手に取ると

彼は、二人の前に、其れを差し出しました。

出されたものに、キョトンと、しながら

二人は、まじまじと、其れを見ます・・・。

「・・・此れ、ジャンクフードだろ?」

「何で、こんな処に?」

修矢君は、袋を開けながら

「此処ってさ、もう、今は使ってないんだけど
 でも・・・こうやって、良く、恋次おじさんが
 非常食で、隠し持っていたのを、思い出してさ・・・。」


で、若しかしてって、思った訳・・・。


「・・・良いのか、無断だよな?」

「仕方ないんじゃね?腹減ってるし・・・
 其れとも、お前抜いて・・・平気な訳?」

グリムジョーが、そう云った途端

ぐるる~と、控えめな、音が聞こえて

修矢君も、グリムジョーも、思わず、彼を見てしまいます。

一斉に、視線が集中した事と、鳴ってしまった事に対して

顔を真っ赤にさせた、ウルキオラに

修矢君は、笑いを堪えながら

「此処、今使ってる人には、謝りの手紙を書いておこうよ。」

其の言葉に頷き、3人は、空腹感を満たす為

「「「頂きます!」」」

と、口を揃えて云ってから、お菓子を口にするのでした・・・。

勿論、薫君のも、残して・・・。





其の頃、一人の少年が、在る場所に向かって

走っていました。

「参ったな・・・よりにも因って・・・」


ツリーハウスに、楽譜を忘れて来るなんて・・・。


「絶対・・・恋次のせいだ・・・!」


あんな所で・・・盛るなよ!!


『先輩・・・構って下さいよ!』

『待て、阿散井・・・俺は曲を書いて・・・って云ってるだろ!!』

『待てねぇよ、修兵・・・。』

『盛るなぁ!莫迦、恋次ぃー!!』

其の時の様子を思い出したのか、少年は、顔を真っ赤にさせ

思わず、片方の手を、頸に当ててしまいますが・・・

其の事を、振り払うように、彼は

ツリーハウスへと、再び向かうのでした・・・。
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