ゆえの日常生活と創作小話。
夏企画『狼親子物語(BLEACH)』更新!
2007年08月11日 (土) | 編集 |
『狼親子物語(BLEACH)』更新です!

今日は、何処まで、手直しが出来るかな?

修矢君たち、ちょこっと・・・ショックです・・・。

【狼親子物語/僕らの不思議な時間旅行・5】



だって、ほら・・・この道を真っ直ぐに進んだら


緑色の屋根が見えて


二階から見える、景色が綺麗で


玄関の周りや、庭には


母さんの好きな花が・・・


沢山、植えられていて


其れから・・・其れから、裏に回れば・・・


ほら、何時も・・・親父が・・・


『お帰り、修矢・・・。』


優しく、笑って・・・迎えてくれていたんだ・・・。





修矢君達は、立ち尽くしていました。

あの場所から、自分達が住んでいる

家に戻って来たと、思ったのに・・・

其処には、家が建っている所か

何も在りませんでした・・・。

何も、存在していなかったのです・・・。

「・・・嘘・・・なんで・・・だって、此処は・・・。」

修矢君の言葉に、薫君は、ポツリと

「にーに・・・おうち、ないないね。」

グリムジョーも、ウルキオラも、何も言えず

気まずそうに、互いの顔を見合わせながら

「修矢、場所・・・間違ったのかも知れないぜ。」

「・・・この森は、似たような場所が、沢山、在るから・・・。」

呆然としている、修矢君を

励まそうとして、二人が言いますが

修矢君は、頸を振りながら

「間違ってなんか・・・ない!!」


場所は、絶対・・・此処なんだ!!


自分の家の場所を、間違う事なんて


そんなの絶対にない・・・!


下に俯き、黙り込んでしまっていると

くいくいと、服の裾を引っ張られ

見れば、薫君が

「にーに・・・おうち、どこどこ?」

頸を傾げられ、不思議そうな顔で、尋ねて来ました。

修矢君は、薫君の言葉に、何も答える事が出来ません。

グリムジョーは、薫君を抱き上げてやり

ウルキオラは、修矢君に向かって

「修矢・・・此処にいても、仕方がない・・・。」


ちょっと、様子を見て来よう・・・。


「俺達が、見て来るからさ・・・
 お前ら、二人は、何処かで休んでろよ・・・。」

グリムジョーが、修矢君に、声を掛けました。

「でも・・・何処で?」

二人を休ませるんだ?と、ウルキオラが尋ねれば

修矢君は、何かを思い出したように

「ツリーハウス・・。」


あそこなら・・・多分、大丈夫だと思う・・・


修矢君が言った、場所・・・

其れは昔、修父達が作ったと云う

木の上に作った、小さな秘密の、隠れ家の事でした・・・。

今は、誰も使っていませんが・・・

子供の頃は、学校に呼び出された修父に

顔を逢わせたくなくて、何度も隠れていました。

けれど、最後には、何時も見付かってしまうのです・・・。

修父は、何時も、無理矢理下ろそうとせず

唯・・・『食事の時間には、帰って来いよ』と、だけ告げて

家に戻るのでした・・・。



遠い昔の記憶


一体、何時から・・・あの場所に行かなくなったんだろう?
スポンサーサイト