ゆえの日常生活と創作小話。
『雨の散歩と子猫(BLEACH)』12更新!
2007年04月27日 (金) | 編集 |
『雨の散歩と子猫(BLEACH)』更新です!

修兵さんに、とうとう・・・云われてしまいました。

もう、この二人は・・・甘くて良いよ。
【雨の散歩と子猫/12】



やちるは、彼の傍に行き、隣に座ると

持っていた、トレイを邪魔にならないよう

テーブルの上に置いて、隣に座っている、檜佐木を見る。

「修ちゃん、お仕事・・・大丈夫なの?」

「ああ、残りの仕事は、都筑達に任せて来た。」


多少、怒られたけどな・・・?


其の言葉に、「そうなの?」と聞けば

檜佐木は、苦笑いを浮かべながら

「ああ・・・。」

と、答える・・・。其れから、やちるを見ると

「・・・ごめん、やちる・・・折角の休みで
 瀞霊廷に戻って来ていたのに、構ってやれなくて・・・。」

其の言葉に、やちるは

「ううん、仕方ないもん・・・。だって、お仕事でしょ?
 修ちゃん、隊長さんなんだもん・・・考えれば、仕方ないよね。」


急に、お仕事が入る事だって、在るんだもの・・・。


あたしが、我が侭言っちゃ・・・駄目なの・・・。


修ちゃんのお仕事、邪魔しちゃ・・・駄目なの・・・。


そう云った、彼女の表情は・・・笑おうとしていて

檜佐木は、やちるの頬に、手を当てると

真っ直ぐ、彼女の瞳を見る・・・。


・・・ほら、気付いてないだろ?・・・


「やちる・・・無理して笑う事、無いだろ?」

其の問い掛けに、一瞬、戸惑いながらも答える。

「え・・・あたし、無理してなんか・・・。」

彼女の答えに、檜佐木は、軽く、溜息を付いて

もう一度、彼女に問い掛ける。

「じゃあ、如何して・・・何時も、泣きそうな顔をしているんだ?」


俺を見送る時


どんな顔しているか、知っている・・・?


何時も堪えて、泣きそうな表情をしているんだ・・・。


そんな表情をさせてしまっているのは


己自身のせいだと、自覚している・・・


やちるは、振る振ると、頸を振りながら

「泣いてなんか・な・・・い。」

檜佐木は、両手で、やちるの頬を包み込みながら

少しだけ、其の、端正な顔を歪め


「・・・泣いてるだろ?心の中で、何時も・・・。」


もう少し、甘えてくれたって良いんだ・・・。


我が侭を言ってくれても・・・構わない・・・。


如何して、何時も・・・無理をして


・・・堪えようとするんだ?


彼女は、其の細い肩を、ビクッと震わせて

泣きたいのを堪えるように、俯いてしまい

「だって・・・無理云っちゃ・・・いけないでしょ?
 唯でさえ、修ちゃん、お仕事・・・忙しいのに・・・。」

ぽたりと・・・

透明な雫が、其の大きな瞳から・・・零れ落ちる・・・


だって・・・だって・・・九番隊の(副隊長)が、不在なのは


何時か・・・尸魂界に戻って来ると、信じている


要ちゃんに居場所を、返す為なんでしょ?


彼が、何時、戻って来ても・・・良いように。


副官と言う立場に、何時か


修ちゃん自身が、戻るように・・・。


そんな事知っていたら、仕事に追われている

彼に、これ以上、云える訳ない・・・。

彼女の通う学院が、休みになると、必ず

合わせて、休みを取ってくれてる、彼・・・。

今日だって、二人で来る筈だった、現世に一人で来てしまい

彼は、やちるを探して、こうして来ているのだ。

これ以上、己自身の我が侭で、彼を煩わせる訳に行かない。

迷惑を掛ける訳にも、行かない・・・。

其れなら・・・己自身が我慢さえすれば・・・

「・・・誰が、迷惑だって、云った?」

頭上から聞こえた、彼の声は、ほんの少し、怒りを含んでいるように

聞こえてしまい・・・。

其の声に、やちるは、ビクッと・・・なってしまったけど。

けれど、やちるは、怒られると覚悟していたのに

彼が執った行動は、やちるにとっては

彼女にとっては、以外だった・・・。

フワリと、彼に抱きしめられていた・・・。
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