ゆえの日常生活と創作小話。
『雨の散歩と子猫(BLEACH)』7更新!
2007年04月18日 (水) | 編集 |
『雨の散歩と子猫(BLEACH)』更新です!

やちるちゃん、未だ、修兵さんが来ている事を知りません。

【雨の散歩と子猫/7】



「あら、今日は、彼と一緒じゃないの?」

現世に降りた時、修ちゃんや、イッチー達と

何時も来ている、馴染みのカフェに、一人で、入って見たら

顔馴染みのスタッフ(咲哉)さんに

開口一番、云われた言葉・・・。

あたしは、何時もの、お気に入りの窓際の席に座って

「お仕事なの・・・。」

と、呟く・・・。

周りを見れば、こじんまりとした店内の中に

人は二、三人程度・・・。

咲哉さんは、あたしの顔を見て、苦笑いを浮かべると

「そうなんだ・・・じゃあ、詰まんないね。
 今日は、お店も暇だから・・・ゆっくりしていきなさい。
 あ、後で、新作のケーキ作るんだけど・・・。」


やちるちゃんも、一緒に作る?


突然の申し出に、あたしは、何度か、瞳を瞬いて

「良いの?」

と、聞き返せば、咲哉さんは、頷いて

「お客さんの中で、甘くないのが食べたいって
 リクエストが在ったから・・・。一緒に、作らない・・・?」


確か、やちるちゃんの彼も、甘いモノ苦手だったよね?


そう聞かれて、あたしは、頷いてしまう・・・。

修ちゃんは、甘い物が、基本的に苦手で

本当に疲れた時にしか、口にしない・・・。

「甘ったるいのが、駄目なんだって
 前、言ってたよ・・・?」

あたしが、そう云うと、咲哉さんは

「あ、やっぱり~。そんな感じかな~とは、思っていたんだよね。
 何時も、ランチに付いてる、デザート・・・。
 やちるちゃんに、上げてたもんね。」

此処(Kirsche・キルシュ)で作られてる、手作りデザートは

とても美味しくて、あたしは大好きで・・・

修ちゃんは何時も、あたしに、其のデザートをくれる。


『・・・甘くないよ?』


『でも、良いよ・・・。やちる、好きだろ?』


そう云って、何時も優しく、頭を撫でてくれた・・・。


あたしは、咲哉さんが、どんなデザートを作るつもりなのか

知りたくて、彼女に聞いてみると

「新作はね、黄粉とか、抹茶をベースにしたケーキなんだよ。」

此れなら、修ちゃんも食べれるかな?

あたしが、一人で過ごす筈だった時間は

咲哉さんと一緒に、お菓子を作ると云う

時間の過ごし方へと、変わって行った・・・。

あたしの前には、大好きな

蜂蜜入りの、ホットアップルが、何時の間にか用意されていた。

雨に打たれて、冷たくなっていた体が

温かくなっていく・・・。
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