ゆえの日常生活と創作小話。
『恋心・・・番外編/14、紅犬の野望と桜の巻』更新!
2007年04月10日 (火) | 編集 |
『恋心・・・番外編/14、紅犬の野望と桜の巻』更新です!

結局、一気に、上げるのを止めました・・・。

もう一回、打ち直しです・・・。

【恋心・・・番外編/14、紅犬の野望と桜の巻】



誰でも、あんな風に、成れるのだろうか?


探していて、偶然、見てしまった


二人の仲睦まじさ・・・。


其れから、二人の秘め事・・・



「兄様も・・・昔は、あんな感じだったのだろうか?」

「え・・・?」

ルキアの、呟いた言葉に、一護が反応し、聞き返す。

「あ・・・いや、なんでもない。」

慌てて否定をするルキアに対し

一護は、彼女を見ながら

「何でもないって事は、ないだろ?
 云いたい事があるなら、言えよ・・・。」

「何でもないと、云っておるのだ・・・!」

思いっきり、否定の言葉を言い放ち

詮索する男は、嫌われるぞ!!と、悪態を吐いてしまう。

「そら、悪かったな・・・。」

一護は、そう云って、前を歩いて行く。

ルキアは、其の後ろ姿を見ながら

如何して、一護の前では、素直になれないのだろう?

何だか何時も、云い合いばかりしているような気がする。

幼馴染、恋次とは違う、感覚が在るのだけれど

其れが、何か判らない・・・。

「なんなのだ、一体・・・。」


唯、判るのは


離れていても、一護の事が


気になると云う事だけ・・・


其の気持ちを、未だ、何と云えば良いのか


彼女には、判らなかった・・・。


遅れがちな、ルキアに気が付いたのか 

一護は、立ち止まり

「何してんだ・・・置いて行くぞ?」

そう叫ぶと、ルキアは「ああ・・・」と、短く答え

歩調を速める・・・。

心の中に生まれ始めている物が

一体なんなのか、判らないけれど

唯・・・今、此処に

一護の元に、いられる事を

共に過ごせる時間を

大切にしようと思うのであった・・・。


生まれ始めている、互いの


温かい、想いに気付くのは


・・・もう少し先となる・・・。





檜佐木が、迎えに来てくれた、やちると共に

一護達の所に戻れば

其処には、既に

阿散井が、戻って来ていて

視線が合えば、少し、ぎこちないけれど

笑顔を向けてくれる・・・。

阿散井の笑みに、檜佐木は、静かな笑みを見せる。

其の空気を破るように、一角が、喚き出す。

「おせぇよ・・・修兵ってか、何で、お前等一緒に買出しに行って
 コイツだけ、帰りが早いんだよ・・・。」

「あ~、そ、それはっすね」

皆の視線が、阿散井の方に、集中する。

如何言い訳しようかと、考えながら、答えれば

檜佐木が、変わりに答える。

「桜見てたら、逸れてしまいました・・・。」

「「「「「「「はあ・・・?」」」」」」」

全員の視線が、今度は、檜佐木に向けられる。

「現世の(桜)綺麗でしょう・・・?魅入ってしまいして
 コイツの足に、追い着けませんでした。」

なっ?と、云うように、阿散井に

同意を求める、仕草をすると

彼は、思いっきり、此れでもかと云う位

頸を振り捲くって

気が付けば、半分フラフラ状態だった・・・。

「珍しいね、君が、そう云う事、やらかすなんてさ。」

弓親が、檜佐木から、荷物を受け取りながら

そう問い掛ければ

「俺も、完璧では、在りませんからね・・・。」

と、笑いながら答える。

弓親は、ふと気付く・・・。

彼の手首に残っている、薄らとしたものを・・・。

彼は、其の端正な眉を顰め

檜佐木を見る・・・。

そして、口を開きかけるが

ルキアの怒鳴り声で、問う

タイミングを逃してしまう・・・。

自然と、二人共、声が聞こえた方へと見てしまう。

ルキアが、もの凄い剣幕で、怒り始める。

「恋次・・・貴様、気付かなかったのか?!」

「あ・え~・・・。」

しどろもどろに答える、恋次を他所に

「あ、え~では、無い・・・!大体、荷物も、
 全部、檜佐木殿に、持たせて置くなど
 一体、全体、如何云うつもりだ、貴様!!」

厳しい言葉に、視線を逸らしてしまう、阿散井。

大体、貴様は、何時も、たるんでおるのだ・・・!!

幼馴染の厳しい罵声と、お説教の数々・・・。

聞き流そうとするけれど、収まりそうに無い。

出来れば、今だけは、幾等幼馴染とは言え、勘弁して欲しかった。

ヒートアップしそうな所に

ピタッと、冷たいモノが、互いの額に当てられ

「「?!」」

二人が、見れば・・・

眼の前には、コンビニで、買って来て置いた

アイスが目の前に、用意して在って

二人の額に、其れを当てたのは、檜佐木だった。

「お説教も良いけどな・・・其れだけ、云い巻くし立てられたら
 コイツも可哀想だろ?逸れた俺にも、責任が在るんだし・・・。」

だから、もう終わりにしないか?と、ルキアに云えば

ルキアは、未だ、納得が行かない事が在るらしく

「しかし檜佐木殿、こやつは荷物を、全部・・・。」

其の件に触れられると・・・

「あ・・それは・・」

答えようとする、恋次に変わり、やはり

檜佐木が答える。

「其れは・・・俺が、ジャンケンで、負けたから」

「は?!」

ルキアは、思わず、間抜けな返事を、返してしまう。

まさか、檜佐木の口から『ジャンケン』等と言う言葉が

出て来るとは、思っていなかったらしく・・・。

「買い物した物を、一護達の所迄、誰が持つか
 じゃんけんして、決めたんだよな?」

檜佐木が確認するように、阿散井に

視線をやり、同意を求めれば

阿散井は、慌てて、ルキアに

「あ・・・嗚呼、そう・そうなんだぜ、ルキア・・・。」

ルキアは、頸を傾げながらも、一応は、納得するのだが

「そうなのか?だが、貴様・・・」

と、再び、ヒートアップしそうで

檜佐木は、慌てて、二人を止めて

「ほら、ストップ!其れだけ喋れば、咽喉も渇くだろ?
 解けない内に、食べろよ?」

と云って、二人に、其々持たせてやる。

そして、阿散井の方を見ると

「あ・・・一角さん達、飲み始めてるぞ。
 お前も、早く来いってさ・・・。」

フワリとした、笑みを向ける。

阿散井は、一度、瞑目してから

檜佐木を見ると

「あ・・・はい!!今、行きます!!」

「あ、有難うございます・・・。」

ルキアも慌てて、檜佐木に礼を言う。

其の返事を聞いて、檜佐木は、手をヒラヒラさせて

皆の元に戻る。

彼らが席に戻れば、既に、一角は飲み始めていて

一護も、進められる侭、飲み始めていて

文句を云いそうな、石田にも、飲ませていて

唯一まともな、茶渡も握らされて、困っていて

弓親は、涼しい顔をしながら、優雅に飲んでいる。

阿散井は、甘い酎ハイを、飲み捲くっている。

ルキアは、其の様子に、呆れながらも、アイスを食べている。

織姫と、やちるは、二人でアイスを食べたり

お菓子の話で、盛り上がっている・・・。

檜佐木の手元にも、一角から回された、ビールが在った。

ちびちびと、飲んでいると、弓親がやって来る。

「飲んでる?」

「ぼちぼちと、頂いていますよ。」

弓親は、周りの様子を見

其れから、檜佐木に、そっと話し掛ける。

「・・・何か在った?阿散井君と・・・。」

「別に・・・。如何して、そう思うんですか?」

訝しげに、問えば・・・

弓親は、クスリと笑い

「原因は、此れ・・・。」

と言って、檜佐木の腕を掴み、手首を見れば

薄らと、残っている・・・。

誰かに、強く握られた痕・・・。

檜佐木は、其の表情を、一度、歪めると

彼の視線から逃れるように、瞳を逸らし

掴まれた、腕を振り解く。

知らず、知らず・・・其の掴まれた、手首を押さえてしまう。

其の様子に、弓親は

「安心してよ、誰にも云わないし、言うつもりもないし。」

君ら、二人の間に


何かが在った事位、僕も、一角も気付いてる。


亜散井君、無理に笑ってるように、見えてさ・・・


君だって、判っているんだろう?


何が、原因なのかは・・・?

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