ゆえの日常生活と創作小話。
『恋心・・・番外編/9、紅犬の野望と桜の巻』更新!
2007年03月31日 (土) | 編集 |
『恋心・・・番外編/9、紅犬の野望と桜の巻』更新です!

合流しちゃいました・・・。

春の嵐の幕開けに・・・なるのか!?

一護達は、永遠の高校生って、駄目?!(笑)
【恋心・・・番外編/9、紅犬の野望と桜の巻】




檜佐木が、一護達の元に、戻った時

彼の後ろには・・・

見慣れた二人がいて、思わず、一護が叫んでしまう。


「だぁ~!!な・何でぇ~、あんた等が、いるんだよ!?」

どこぞの双子漫才師のような、手の動かしながら

口を思いっきり、パクパクさせている。

「親、偶然だね・・・。
 僕達、桜の木の下で、酒飲みに来たんだけど・・・。」

弓親が、自慢の髪をサラリと、掻き上げながら

そう告げれば、一角は、横を向いたまま

「偶然・・・其処の九番隊の、隊長さんに逢ったんだよ。」

顎で示され、檜佐木は、苦笑いを浮かべ

「そう云う事だ・・・一護、構わないだろ?」

其れは、彼らが加わっても、良いだろう・・・と云う、意味の言葉。

「え・・・あ・・・そらまあ・・・。」

檜佐木の言葉に、途惑いながらも答えれば

一護の不安が、判っているように、弓親は

フッと、笑いながら

「安心しなよ、僕達休暇で来ているんだし、いきなり一角だって
 こんなトコで、手合わせしろとか、無粋な真似はしないよ。」


僕が許さないけどね・・・?


こんな綺麗な物を、美しい物を、散らそうとするなんて


チラリと、弓親が、一角を見れば

視線を逸らし「俺だってやらねー!」と、悪態を吐く。

弓親は、ニッコリと笑って

「そう云う事だから・・・お邪魔するね。」

誰も、異議を唱える事等、無かった・・・。

人数が増え、話をすれば

二人共、未だ、食事をしていないと判り

一護達は、未だ、残っていた、お弁当を用意しながら

紙皿や、割り箸、手拭の用意をし、其々を二人に渡して行く。

其れから、飲み物を、紙コップに淹れ、渡して行く。

其れを受け取り、中に入っている

液体を見ながら、一角は、ポツリと呟く。

「此れ・・・茶か?」

「そうだけど・・・。」

一角は視線を、返事を返してくれた、一護に向け

「酒は、持って来てないのかよ?」

不満げな一角の顔に、一護は、慌てて

「在る訳無いだろうが!!第一、俺ら未だ、未成年だっつうの!!」

其の言葉に、片眉を思いっきり上げて

一角は「つまんねぇ奴・・・。」と呟くと

今度は視線を、阿散井に向け

「面白くねぇ・・・。
 おい、恋次・・・お前、買って来いや。」

一角の言葉に、買い込んで来ていた、お菓子の一つ。

甘いチョコが掛かっている、ポッキーを

ぽりぽりと、食べていた阿散井は、其の食べる手を止めて

「はあ?俺がですか?」

一角に確認として、問えば

「おう・・・先輩命令!行って来いや!!」

ギロリと、睨みを利かせ、不機嫌モードを見せる。

後ろには・・・

『酒が飲めないから、滅茶苦茶不機嫌です!』と、掲げている。

阿散井は立場上、上官になるのだが

昔、世話になっていたせいなのか

単なる癖なのか、其れとも、矢張り、年上に弱いのか

一角の・・・酒・酒・酒・酒・酒と言う

無言の視線に、堪えられず・・・

「・・・行って来るっす。」

ガックリと項垂れて、とぼとぼ行こうとする姿は

ご主人様に怒られた、犬のように見えて

其の姿を、哀れと思ったのか

檜佐木は、立ち上ると

「阿散井、俺も行く!」

其の言葉に、阿散井が立ち止まり

目を輝かせながら、檜佐木を見る。

「ほ・本当っすか?!」

阿散井の表情に、苦笑を見せ

「ああ・・・一角さんが飲むなら、量は要るだろうし
 弓親さんもだろうし・・・お前もだろ?」


この中で、相手出来るのは、お前だけだしな・・・?


「そういう檜佐木先輩も、じゃないですか?」

楽しげに云う、阿散井の言葉に

「飲みたいのは、山々なんだけどな、遠慮しとく・・・。
 一護、何か他に要る物在るか?」

檜佐木に、そう聞かれ

一護は、ザッと、足りない物を確認する。

「あ~、お茶切れそうだから、一本追加!
 後、さっき、井上がアイス食べたいって、云っていたから
 特用パックで、買って来てくれ!!」


種類は任せるけど、なるべく本数多いのな?


「了解」

そう云い、檜佐木は、ポン・・・と、阿散井の肩を軽く叩くと

「ほら・・行くぞ。」

「はい!!」


阿散井に見せた、綺麗な笑み


男なのだと、判っていても、見惚れてしまう


矢張り、この人を独占したくなる・・・。


彼の後姿を見つめながら、阿散井は


彼と少しでも、長く居たいと、思っていた・・・。


だとすれば・・・それは?


貴方を、独占するには・・・


彼女から、貴方を奪うには・・・


貴方を桜の中に、閉じ込めてしまおうか・・・?


誰にも、見付からないように


誰も知らない、秘密の場所に


俺だけの、秘密の場所に・・・




二人の様子を見ながら

一角も、弓親も、真面目な顔付きで

「・・・桜に惑わされなきゃ、良いけどね。」

「桜は、時に、人を惑わすからなぁ・・・。
 ・・・霊圧だけ、追っとくか?」

「任せる・・・。」

そう呟き、弓親は


「修兵も、良い加減、気が付かないとね・・・。」


君が、無邪気に見せている、其の笑顔


其の優しさが、時に、人を傷付けている


君が、後輩だと思っている、彼が


君に、思慕を抱いていると、知った時


君は・・・どう答えを、出すのかな?


僕達が願うのは、大切な、あの子の幸せだけ・・・


向日葵のような笑顔を見せる、彼女の幸せだけ・・・


彼女を、泣かせるような事が在れば


僕らが、絶対許さない・・・。


だから・・・君も、気付いて・・・
スポンサーサイト