ゆえの日常生活と創作小話。
『恋心・・・(BLEACH)』7更新!
2007年03月21日 (水) | 編集 |
『恋心・・・(BLEACH)』更新です!

もう、終わりが近いかな~。

やちるちゃん、気持ちを伝える事、出来るのでしょうか?
【恋心・・・/7】



窓から飛び降りて・・・


差し出された腕の中に


迷う事など無くて


温かい腕の中に、飛び込めば


貴方は、優しく、抱き止めてくれた・・・。


変わってない・・・貴方の、其の温もりも


温かさも・・・変わってないね・・・。


其れから・・・


困ったような顔で、笑う事も・・・


其れが嬉しくて・・・


貴方に、笑みを向ける。


好き・・・貴方が好きです・・・


あたし、貴方に、この気持ちを伝えたい



修ちゃん、貴方に、この気持ち、伝えても良いですか?





話したい事が在ると、告げれば、彼は、二人の方を見て

目だけで、視線を送れば

吉良と、阿散井の二人は、其の場を後にした。

残されたのは、檜佐木と、やちるの二人だけ・・・。

「話って・・・何、やちる?」

やちると、同じ目線になるよう、屈んで、彼女を見る。

其れから、彼女の頭を撫でて、問えば・・・

彼女は、心の中で起きている、どきどきを隠し

其れから、久し振りに見る、彼の左右が、ほんの少し違う

瞳に見つめられて、顔が赤くなって行くのが、判る。

ホントは、逃げ出したいけれど・・・だけど

今、此処で、逃げ出してしまえば

何の為に、此処を訪れたのか、判らなくなってしまう。

だから・・・告げる。


勇気を出して


貴方に、この気持ちを


素直に、言葉に出して・・・


貴方に伝えます・・・。


例え、貴方に、他の人の存在がいても


構わないから・・・


やちるの瞳と、視線が合い、頸を傾げて、優しく問えば

やちるは、一度、目を伏せ・・・其れから

檜佐木の瞳を、見つめながら

彼女は、言葉を紡ぐ・・・。


「あたしね・・・修ちゃんが、好き・・・。」


・・・大好きです・・・


貴方の前でしか、どきどきは、起こらないの



貴方を前にすると、顔が赤くなってしまうの



貴方の前だと話したくても離せなくなるの





子供だと、思っていた・・・。


記憶に在るのは、幼い頃の彼女


其れが、何時の間に


人を好きになる、感情を持つようになっていたのか。


否・・・彼女は、子供から


何時の間に、少女に、変わってしまったのだろう?


己は、どれ位・・・彼女の傍から、離れていたのだろう?




彼女が、傍を離れてから、何度か、声を掛けようとしたけれど

其の都度、逃げ出してしまっていて

嫌われたのか、其れとも

煙たがられるようになったのかと、思っていた・・・。

傍にいた、時間が多くて、急に離れて、行ってしまって

ほんの少し、寂しくも、思ったりしたけれど

其れは、彼女の成長過程なのだと、そう思って

無理矢理、納得をさせた・・・。


・・・なのに、彼女は、今、己に何を告げた?


何の言葉を告げた・・・?




やちるが、此方を、心配そうに見ている。

檜佐木は、ほんの少し、考え込み、其れから

「・・・俺の事、好きって、云ったよな?」

確認の意味で、問えば、やちるが頷く・・・。

「俺の事、嫌いじゃなかったのか?」

あれだけ、散々、逃げ出されていたんですけど・・・?

そう問えば、やちるは、其の瞳を大きくさせ

「な・・・、違うもん!嫌ってなんか無いもの・・・。
 如何して良いか、判らなかったんだもん・・・。」

「判らなかった・・・?」

彼女は頷き、自分の心の中で、起こっていた感情を話す。

自分の中で、起きていた事が

恋と呼べるものだと、指摘されるまで・・・。

彼に対し、如何して良いのか、判らなかったと

其れを聞いて、檜佐木は、笑みを浮かべ

「そうか・・・成る程ね・・・。」

納得し・・・やちるの方を見て

それじゃあ、仕方なかったよな・・・と、告げる。

やちるは、檜佐木を見ると

「・・・でも、修ちゃん、他に、気になる人がいるって
 今日、云っていたでしょう?」


あたしの気持ち・・・修ちゃんにとっては、迷惑でしょう?


其の言葉に、檜佐木は・・・アレ?!となる。

「うん、いるな・・・。
 でも、何で、そんな事、知っているんだ?」

肯定し、やちるに問えば、彼女は

今日、女性死神協会の、会合に行く途中

偶然、聞いたのだと、告げれば・・・

やちるの頭を、撫でながら

「俺が気になる人ね・・・知りたい?」

悪戯っぽく笑う、彼の表情に、やちるは

困ったような顔で、頷く・・・。

知りたいけれど・・・知りたくない。

そんな気持ちが在って、揺れ動く。

檜佐木は、やちるの耳元に、声を落とす。


やちるの事だよ?」       


そう云った後、彼が、やちるを見れば

やちるは、顔が真っ赤になっていて

両手で、両頬を押さえている。

其れが、可笑しくて・・・

「そう云う訳だから・・・。
 ・・・俺の事、しっかり摑まえていろよ?」

さらりと、告げられた言葉に

思わず、下に俯いてしまったけれど

でも、気付く・・・。

やちるの言葉に、彼は、断った訳ではなくて・・・?

「修ちゃん・・・それって・・・。」

恐る恐る、彼を見れば、彼は、優しく笑っている。


あたしは、嬉しくて・・・泣いてしまった。


叶わない恋だと、思っていた。


あたしは、子供で・・・貴方は、大人で・・・


だけど、貴方は、あたしの気持ちを、受け入れてくれた。


あたし・・・絶対、貴方が、他の人を見ない位


良い女になるから・・・


そう告げたら、貴方は


『やちるは、やちるの侭で良いよ。』


笑って、云ってくれた・・・。


大好きだよ・・・貴方が、大好きです・・・。

スポンサーサイト