ゆえの日常生活と創作小話。
『恋心・・・番外編(BLEACH)』更新!
2007年03月20日 (火) | 編集 |
『恋心・・・番外編(BLEACH)』更新です!

やちるちゃんが不在中の出来事です・・・。

剣ちゃんが・・・唯の、親父になってます・・・。
【恋心・・・番外編/剣ちゃん悩むの巻】



女性死神協会の、会合に出る為、十一番隊の隊舎から

出て行くのを、見送ってから・・・

一体、どれ位、刻限が過ぎたのか?

更木剣八は、深い溜息を付いていた。

「一角・・・やちるの奴は、帰って来たのか?」

来客用のソファに座り、書類を眺めていた一角が

更木の方を見ながら

「まだっすよ・・・。」

一角の答えに、また、深い溜息を付き

「弓親・・・茶ぁ入れてくれ。」

一角の向かいで、爪の手入れをしていた、弓親は

軽く、自分の爪に向かって、息を吹きかけ

其れから、己の上官に向かって、やんわりと忠告をする。

「隊長、止めた方が良いと思いますよ・・・。
 此れで、二十杯目です。
 ・・・お腹、どうなっても知りませんよ?」

美しい結果を、生み出しませんよ?

と言って、更木の方を見れば・・・

どよーんと・・・後ろに、影を背負っている。

其の暗さに、弓親は、一角の方を見ながら

「一角・・・あれ、如何にかしてよ・・・。」

「如何にかしろって、云われてもよ・・・。
 やちるが、戻ってこねえと、ありゃ無理だろ・・・。」

何時もなら、とっくに戻っている筈の、彼女が

この時間になるまで、更木の持つ、伝令神機さえ

連絡を、寄越して来ないのだ。

おまけに、此処最近・・・

やちるが、何に対してなのか、判らないが

何か、悩んでいるようなのに・・・

一角は元より、弓親や・・・親代わりである

更木にさえ、其の悩みを、打ち明けないのだ。

流石に・・・更木と言えど、ショックを受けたようなのだが

やちるに、無理に言わせる訳にも行かないらしく

云いたくなったら、云えとだけ、告げたのだが

未だに、相談はされていない・・・。

更木の方を見ながら、弓親は

「まあ・・・云えって方が、無理だとは思うけどね。」

其の言葉を、聞きとめて、一角が、弓親に問う。

「んだよ・・・お前は、副隊長が、何に悩んでいるのか
 判ってんのかよ?」

「まあ・・・大体、見当は付くけどね・・・。」

弓親の顔に、ほんの少し、笑みが浮かぶ。

一角は、判らないとでも、云いたげな視線を、彼に向ける。

弓親は、笑みを浮かべたまま

「考えてもごらんよ・・・一角。
 副隊長は、女の子なんだよ?女の子が、急激に、無口になったり
 綺麗になったりするのは、何が原因でしょう?
 アレだけ、懐いていた人の元に、急に通わなくなったり
 僕らが、彼と話している時でさえ、回れ右して逃げたりさ
 親代わりでもある、隊長に打ち明けなかったりするのは
 何でだと思う?」

「・・・まさか?」

「そのまさかだよ・・・。」

一角の、信じられないとでも、云いたげな顔に

ニッコリと、笑いながら、弓親は、言葉を紡ぐ。


副隊長は、恋をしている・・・。


それも・・・僕らとは違う、戦闘狂の隊でなく


穏やかな空気を纏う、隊を率いている


彼の人にね・・・。


一角は、何とも云えない、顔になっていたが

弓親は、クスリと笑って
 
「まあ、今はさ・・・隊長を連れ出してよ、一角。
 道場連れて行って、手合わせでもして来てよ・・・。」 

あの暗さを、吹き飛ばすようにしておかないと

きっと、彼女が帰って来た時

困ってしまうだろうからさ・・・。

一角は、仕方ねえなぁ・・・と云い

ソファから立ち上がり、更木の元へと、向かおうとするが

「一角・・・!」

「あ?!」

弓親に呼び止められ、彼は、口許に、指を持っていき

内緒ねと、示せば・・・一角は頷き、更木を道場へと誘う。

二人が、出て行くのを見届けて

弓親は、ポツリと呟く・・・。


「女の子なんて、何時か、嫁に行っちゃうんだよね・・・。」


其の時、隊長は・・・如何するんだろうね?


男泣きするのかな・・・其れとも、逆に、泣かないのかな?


どっちなんだろうね・・・?
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