ゆえの日常生活と創作小話。
『恋心・・・(BLEACH)』2更新!
2007年03月16日 (金) | 編集 |
『恋心・・・(BLEACH)』更新です!

この話の、やちるちゃんの姿は

中学生位の姿を、思い浮かべて下さい・・・。

【恋心・・・/2】



『気になる子なら、いるけどな・・・。』


久々に見掛けた、彼の口から、出た言葉は


自分が、知りたくなかった、言葉だった・・・。


ずきん・・・と、心が痛かった。





女性死神協会の会合が終わり、やちるは、とぼとぼと

十一番隊の隊舎に、向かっていた。

けれど、足取りは、重かった・・・。

会合に来る前、久々に、彼の姿を見かけた。

彼の周りにいたのは、六番隊の副隊長(阿散井恋次)と

三番隊の隊長(吉良イヅル)の二人・・・。

統学院時代からの、知り合いだと、彼から聞いた事があった。

其の彼らの、会話の中に

好きな人の事についての、会話がされていて

阿散井は、ルキルキの事で、吉良は、無理だと判っているけれど

五番隊の福隊長、雛森の事だった。

話は、当然、彼にも振られる訳で

彼は、二人に言っていた。


『彼女は、いないけど・・・気になる子なら、いるけどな・・・。』


そう聞いた途端、何故だか、判らないけれど

心が、ずきん・・・と、痛くなった。

自然と、両の瞳から、透明な雫が、溢れ出して来て

其の場から、直ぐに、立ち去りたくて

両の瞳から、溢れ出して来たものを、慌てて拭って

逃げるように、其の場を後にした・・・。

会合に出ていても、何を話しているのか、判らなかった。

唯、頭の中で、彼の言った言葉が、繰り返されていて

其の事ばかり、考えていた・・・。

彼の気になる女性は、誰なのだろうと・・・?

やちるは、軽く溜息を付き、窓の外の風景に

視線を向ける。

如何して、彼の言った言葉で

自分の心が、こんなに痛いのだろうと・・・。

如何して、落ち込んでいる、自分が存在しているのだろうと・・・。

彼が、誰を好きだろうと、関係ない筈だ。

彼は、自分にとって・・・兄のような存在で

其れから・・・自分を育ててくれている、剣ちゃん達も

大切な人達だけれど・・・彼は、其れとは違う


自分にとっては、とても大切な人・・・。


其の想いが、なんなのか・・・判らない。

やちるは、自分の頬を何度か、軽く叩くと

「ヨシ!!」と、気合を入れて、隊舎へ向かおうとする。

落ち込んで、帰って来たりしたら、彼女の親代わりの人が

心配をするだろうから・・・。

そう思い、彼女が、歩き出そうとしたら

後ろから、声を掛けられる。

「やちる!」

振り向けば、其処には、十番隊の副隊長、松本乱菊の姿があった。


大人の女性で、とても魅力的な人・・・。


この人なのだろうか?


彼の気になる人と、云うのは・・・


呼び止められていながら、ぼんやりと


そんな事を考えている、自分が、何だか可笑しかった。

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