ゆえの日常生活と創作小話。
『チョコ★ぱにっく(BLEACH)』4更新!
2007年03月12日 (月) | 編集 |
『チョコ★ぱにっく(BLEACH)』更新です!

次回は、やちるちゃんと、十一番隊が出張るかな?

剣ちゃんが、とうとう出てくるよ~(笑)

今回は、過去話・・・。

【チョコ★ぱにっく/4】



修ちゃん、覚えているかな?

あたしが、修ちゃんと初めて逢ったのは

修ちゃんが、未だ院生の頃で・・・

其の頃、剣ちゃんは、未だ隊長なんか、やっていなくて

あたしは、しょっちゅう、この瀞霊廷の中を、走り回っていて

其の日、偶々悪戯をしたのが、バレてしまって

ツルリンや、ナルナルの二人に、根気強く、追掛けられていて

・・・逃げるのに、必死だった。

あたしは、知らない内に、知らない場所に

・・・来てしまっていて

ツルリン達の追掛けて来る、霊圧を、未だ感じていたから

適当に開いている、窓に飛び込んだ時

目の前を、吃驚したような顔で、こっちを見ている人と出逢って

誰もいないと、思っていたから、ぶつかるなんて思わなくて

あたしは、其の人と思いっきり、ぶつかってしまった・・・。

互いが、倒れていて、謝ろうとした時に

ツルリン達の声がして、あたしは、慌てて、逃げ出そうとしたけれど

その人は、あたしの腕を掴んで、身体を隠すよう抱き寄せて

窓から見えないように、姿を隠して

・・・其れから、口許に、指を当てて・・・

静かに・・・とでも言うように、そう示して

優しく笑ってくれた。

其れが、修ちゃんだった・・・。

あの時、あたしが逃げ込んだ場所は

十二番隊の、技術開発局の建物の中で、修ちゃんは

其の中にいる、阿近さんって云う、研究員に用が在り

丁度、其処に行く途中だったのだ・・・。

ツルリン達の、気配が消えてから、あたしは、お礼を言って

直ぐに、帰れば良かったのだけど、何だか、修ちゃんから

視線が、外せなかった・・・。

其の時の修ちゃんは、顔の右半分を、包帯で覆っていて

見れば、手にも、包帯を巻いていたから・・・

だから、声を掛けてみた。

「それ、どうしたの?」

喧嘩でも、しちゃったの?

修ちゃんは、声を掛けられるとは、思っていなかったのか

困ったように、頸を傾げて

ゆっくりと、否定でもするように、頸を振った。

其の表情が、凄く悲しそうで・・・

あたしは、触れては、いけないような処を

触れてしまったような気がした・・・。

其の内、技局の阿近さんと云う人が、修ちゃんを探しに来て

あたしが、迷い子として、此処に来た事を

阿近さんの掌に、修ちゃんは、文字を書いて伝えて

あたしは、阿近さんに、隊舎に戻る道を、教えて貰って

其の場所を後にしたのだ・・・。

後から知った事だったけど、其の時の、修ちゃんは

目の前で、大切な人達を失った事と

右目を失った事などが、精神的に重なって

一時的に、声が出なくなってしまっていたのだ。

だから、あたしが云った事に対しても、動作でしか

示す事しか、出来なかったのだ・・・。

あたしが、修ちゃんに逢ったのは、其の時だけで

アレから、逢う事も無かったの・・・。

だって、其の後、修ちゃんは

護廷十三隊の、死神の一人として、入隊して来たから

あたしが、次に、彼に逢った時は

顔の右半分を覆っていた、包帯は、なくなっていて

変わりに、三本の傷痕が、顔に残っていて

左右の瞳の色が、ほんの少し違っていて。

そして、あたしは初めて、修ちゃんの声を聞いたの・・・。

とても優しい声だったの・・・。
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