ゆえの日常生活と創作小話。
天使妄想パラレル……
2016年03月27日 (日) | 編集 |
『 Secret Idol:2 』


彼方此方書き散らしてまして

ちょっと息抜きに書いてた文章が、思いのほか進んでしまったので

以前書いた『 Secret Idol 』の続きになります。



*** 注意 ***

テレビ業界の事なんて詳しくないです。

あくまで妄想ゆえの産物の結果です。

突込みは無しで!!




あんな騒動を起こした後、スタジオ内の雰囲気が明るくなる筈もなく

結局テレビのスタジオ収録は中止となり、又後日改めて撮影を行うという形で落ち着いた…………。

飛翔達(A・N・G・E・L)は、番組のゲストから降りる形となってしまったが

其れは、今後も、此のテレビ局で仕事をさせて貰う為にも、必要な処置なのだと納得をするしかなかった。

飛翔達が降りた後に、彼らの代わりのゲストと決まったのは

今、中高生の間で話題となっている(お笑い芸人)と

特徴的な喋り方をしながらも、テレビドラマでは中々の演技力を見せる、モデルの女の子…………。

トップアイドルでもあり、トップアーティストでもある彼等……

きらりと一夜達と一緒に番組出演をするのであれば、充分な話題性と華が在ると云ってもいい。

人気も知名度も、底辺の底を徘徊している、己達に比べれば

何方を出演させた方が良いのかなんて、天秤に掛けてみれば、一目瞭然過ぎる。

…………だが、だが、しかしだ!!

「彼奴の嫌味なんて、気にしなけりゃよかったのに……はあ、俺って、莫迦だよなあ…………。」

そう、今回の仕事は……今現在決まっている仕事の中でも、一番、自分達らしさが出る

アイドルとして、自分達らしさが出せる仕事だった…………。

だから、一応、あの処罰に関しては納得はした……したけれど、未練は充分ある。

数少ないテレビ番組出演で

未だ駆け出しのアイドルで、知名度も人気も低過ぎる己達……。

彼らのスケジュールは、略真っ白で、空白で埋め尽くされている。

依頼される仕事は、到底アイドルとは言えない仕事ばかりだ。

デパートや遊園地の、ヒーローショー……戦隊ヒーローならまだしも、悪役の手下役の仕事や

他のアーティストの、コンサートスタッフ

お笑い番組では、動物の着ぐるみ要員

ドラマの撮影で呼ばれても、エキストラ要員のみ等等

数え上げたら、キリがないと云いきっても良い。

アイドルらしからぬ仕事ばかりを、熟す日々を送る一方で

仕事が無い時等は、普通に学校に通い、授業を受け

事務所で厳しいレッスンに励み、時々コンビニのバイト店員としての日々を送る…………。

今日も、そんな普通の日を学校で過ごしてきた。

何も変哲もない一日ではあったが、何気ない時、ふと考えてしまう事がある。


其れは、あのテレビ局での一件だ……。


彼を、一夜を殴った日


一夜と、きらりの間に漂う雰囲気は

唯同じ事務所に所属しているだけではない、何かを感じさせるには、充分なものだった……。

けれど飛翔は、彼らに、その疑問を打つける様な、真似はしなかった……。

否、出来なかったのだ。

絶対零度の雰囲気が漂う中、彼は、あの後

飛翔が何故、其の場にいたのか聞きもせず、きらりを伴い、其の場を去って行ったからだ。

きらりは、横を通り過ぎる時

飛翔の方を申し訳ないような表情で見たけれど

彼女は、何も話はしてくれなかった……。




…………飛翔は、彼らの後姿を黙って、其の侭見送る事しか出来なかったのだ。




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テーマ:二次創作
ジャンル:小説・文学