ゆえの日常生活と創作小話。
漸く更新・天使パラレル
2016年01月22日 (金) | 編集 |
『 天使のキオク(君と僕はそこにいた・後日談10) 』

彼是悩んで、途中打った切りの貼り付け作業です。

打った切った部分は、後で、おまけっぽくするかも知れないし、しないかも知れない。




「「お邪魔しましたーーー!!」」

「紅茶とケーキ、ごちそうさまでした。美味しかったです。」

海堂家の玄関先で、辞去の言葉と、お礼の言葉を述べた。

其れから此処まで見送りに来た、一夜に

「一夜、また明日な?」

「そや、明日は絶対学校くるんやで。」

飛翔は笑顔で、電光は愛嬌ある笑顔で、言葉を掛ける。

そんな彼らに、一夜も笑顔で頷いた。

彼の笑顔に満足したかのように、二人は、ニッと笑い

同時に親指を立てて、某ケーキ屋さんのマスコットキャラクター

宜しくな表情を浮かべると、こう叫ぶのだった。


「「待っとるで!!」」


彼ら3人の様子を、桐ケ谷と母親が温かく見守っている傍らで

忍武の瞳は、冷たい色を宿した侭、飛翔達を見詰めていた…………。

その突き刺さる視線に、飛翔は気付いていたが、素知らぬ振りの侭、海堂家を後にした。




帰って行く3人の姿を、一夜は姿が見えなくなるまで見送っていた。










海堂家からの帰り道、電光が、途中のコンビニに寄りたいと云って来たから

飛翔達は大きな通り沿いにある、コンビニに来ていた。

飛翔と桐ケ谷の二人は、既に飲み物だけを購入し終わっており、店の外にいた。

買い物が終わってないのは、言い出しっぺの電光だけだ。

その彼は未だ店内で、色々と物色している最中らしい…………。

桐ケ谷は鞄から取り出した、文庫本を読み始めている。

飛翔は買ったばかりのペットボトルの蓋を開け、其れに口をつけた。

そうして今通ってきた道を見ながら「委員長」と、桐ケ谷の名を呼んだ。

「如何した。」と、本から目を離さず聞き返せば

飛翔は少しだけ難しい顔を浮かべたが、軈て口を開いた。


「……帰る間際、担任からの伝言を、一夜に伝えてたろ。アレ、如何云う意味か聞いても?」







そろそろ、お暇をしようかという流れになった時

飛翔と電光が先に部屋から出て、桐ケ谷は、一夜と共に部屋から出て行こうとしていた。

その時、桐ケ谷は、担任の言葉を、彼に伝えていたのだ。

担任からの伝言を聞いた途端

一夜は泣き出しそうな笑みで、其の言葉を受け止めていた。

如何して、そんな顔をするのか判らなかったし、何故、担任がそんな事を云ったのか

其の言葉に含まれている意味も

一夜自身に聞けばいいのかも知れないが、きっと彼は水族館の時と、同じように教えてくれないだろう。

桐ケ谷は文庫本を閉じ、飛翔を見据えた。

「ただの好奇心か?」

「そんなんじゃない……そんなつもりなんかない。」


唯、彼奴……なんか抱えてるみたいだったし


大した役に立たないかも知れないけど、悩みがあるなら、力になってやりたい。


蒼い瞳……その瞳は、桐ケ谷の姿を捉えていた。

暫しの沈黙の後、桐ケ谷は言葉を落とし始めた。

「……海堂は、元々躰が丈夫じゃないんだ。」


だから何時もと違った運動量が増えれば、彼奴の躰に負担も掛かる。


其れに、つい最近まで入院してたんだ。


担任も、その辺りを心配しての、伝言だったんだろう……。



「だから、あの伝言を?」

桐ケ谷は静かに頷いた。

飛翔は何を云えば良いのか、何を云うべきなのか…………紡ぐべき言葉が見付からなかった。

上手く言葉が紡ぎだせない。

そんな飛翔の心情を見透かしたように、桐ケ谷は、軽く彼の胸を叩いた。

「……!?」

「海堂と(友達)でいようとするなら、そんな顔は見せるなよ。」


彼奴は聡い奴だからな、直ぐ気付かれるぞ?


其れを隠せないのなら、悪い事は言わん…………彼奴の領域(テリトリー)に、此れ以上近付くな。


…………其方の方が、海堂先輩や、武者小路先輩方に睨まれなくて済むんだ。




その方が、お前にとっても、楽なんじゃないか…………?




なあ、鷲崎……?







スポンサーサイト
テーマ:二次創作:小説
ジャンル:小説・文学