ゆえの日常生活と創作小話。
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2015年12月23日 (水) | 編集 |

『 天使のキオク(君と僕はそこにいた・後日談3) 』


焼きそばパン好きなんだけど、最近コンビニで見ない。

アレって季節限定何だろうか?

単に商品入れ替えかな?

とあるパン屋さんでは、出来立てが食べれるから好きだけど

あそこ行くまでに、ちょっと時間かかるんだよね。




待ちに待った昼休憩時間

桐ケ谷の席を中心にして集まり、飛翔達は其処で、昼食を食べていた。

何時もなら一緒にいる筈のカイルは、一夜がいないせいか

4時間目の授業が終わると、弁当を片手に教室から出て行ってしまった。

尤も此れは所属している部の、ミーティングがあった為

部室で食べる事になっただけに過ぎないのだけれど…………。


「それで、昨日は如何だったんだ。」

卵焼きを突きながら、桐ケ谷が問い掛けた。

「海堂は来たのか?」

「ああ、一緒に遊びに行ったぜ。」

桐ケ谷の聞きたい事に答えれば

滅多に表情を崩さない桐ケ谷が、ほんの少し驚いたようなかを見せたかと思えば

次にして見せたのは、優し気に目元を緩めてみせ「……一歩は進んだか。」と呟いた。

其の言葉が聞こえたのだろう。

「一歩って、何の事や?」

焼きそばパンの入った袋を開け乍ら、電光が聞いた。

すると桐ケ谷は見せていた表情を隠し、じろりと電光を睨み付け

「お前が気にしなくていい事だ。で、無理はさせなかっただろうな。」

大きな口を開け、パンにかぶりついていた電光は

口の中のものを咀嚼し、飲み込み終えると

「別に無理するような事させてないで?普通に歩き回って、普通に皆で一緒に、イルカの水を豪快に浴びただけや!」

「イルカの水?」

何の事だと頸を捻り、桐ケ谷が飛翔を見た。

飛翔は苦笑を浮かべ、弁当箱にちょこんと鎮座していた唐揚げを摘み乍ら説明をした。

「あそこの水族館って、ショーの締め括りに、イルカが観客に向かって、水を跳ね上げてジャンプするんだよ。」

其れを最前列の特等席で見ていた俺達は、もろ水を被っちまった訳…………。

飛翔の言葉を受け継ぐように、電光が付けたす。

「ちゃんとビニールシート用意してあったんやけどな。」

「役に立って無かったんだよなあ。」

しみじみとした声音で、飛翔がぼやいた。

其の言葉を聞き、桐ケ谷は深い溜息を吐いた。

何と無く、今日一夜が、学校を休んだ訳が判ったような気がしたからだ。

飛翔達と遊びに出たことも起因しているのだろうが、イルカショーの件も関係なくは無い筈だ。

能天気に漫才のネタを相談している、二人を見乍ら

「……忠告は無駄になったか。」

桐ケ谷の呟いた言葉は、飛翔と電光に届いていなかった。

そして彼等と、一夜の兄・忍武と

生徒会・副会長である武者小路藤丸との関係が

これ以上険悪にならなければいいがと、そう願うしかなかった…………。









携帯の振動音が聞こえた様な気がして、不意に目が覚める。

「……何時だろ。」

ごしごしと軽く目元を擦り、躰を起こしてみる。

朝に比べれば、躰の怠さは幾分か抜けていた。

一夜は枕元に置いていた、携帯を手に取ると、其れを開いた。

携帯画面には、メールが届いていると知らせてあり、送り主は(桐ケ谷)からだった。

送信された時間を見れば、丁度5時間目が終了した辺り

一夜は桐ケ谷から送られてきたメールを開いてみた。





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From 桐ケ谷護

学校が終わった後、今日の授業ノートを届けに、家に行こうと思ってるんだが

具合が悪いようなら、海堂先輩に預けておく。

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届いたメールを読み終えた一夜は

桐ケ谷に大丈夫だと、家に寄ってくれて構わないという有無を伝えると、携帯を閉じた。

携帯を持ったまま、ベッドから降り

立ち上がっても、足がふらつか無い事を確認すると

椅子の上に掛けてあった薄手のカーディガンを羽織り、部屋を後にした…………。




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テーマ:二次創作
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