ゆえの日常生活と創作小話。
鰤の話を更新してみたり?
2014年01月11日 (土) | 編集 |


現在別館で連載している話です………。

別にBL絡みは無いので、こっちに引っ張ってみた(笑)

カテの分類で、旧九番隊に関係ないとは云えないので、こっちに分類しました。

あんまり拳西出てませんが………。

死神で、山本総隊長大暴走みたいな?修兵が貧乏籤みたいな?

捏造満載過ぎなお話ですが、苦手な方は………リターンで、お願いします。



補足設定………修兵は、拳西に引き取られ在りで、阿近、白哉、七緒、ギンとは顔見知り

幼馴染設定に為ってます。






『change/1』






旅禍の騒動から始まり、藍染達の謀反、バウント達の襲来、斬魄刀騒動………思い返し始めたらキリがない。

ほんの僅かな期間の間に、様々な出来事が、尸魂界(瀞霊廷)で起っていた様に思う。

此の一時の、穏やかな時間さえ………又何時、崩されてしまうのか



一番隊の執務室から見える景色を眺めながら

山本元柳斎重國は傍で控えているであろう、長年副官を務めあげている

雀部長次郎の名を呼んだ。

音もなく後ろに控えている雀部に

「………十二番隊に地獄蝶を」

「では直ぐに、涅隊長へ飛ばしましょう。」

「地獄蝶を飛ばす相手は、涅隊長ではない。」

「隊長格ではないとすれば………一体誰に?」

困惑の色を浮かべ、己に問うてきた雀部に

元柳齋は、ほんの少し目元を緩め、飛ばす相手を告げた。


「………紅い目をした、鬼っ子じゃ。今は技局の鬼じゃったかの。」


元柳斎の口から出た、懐かしい渾名に

一瞬驚いてしまったが、直ぐに顔を引き締めると

彼は「では直ぐに手配致しましょう。」と答え

最初に現れた時と同じように、音もなく、山本から姿を消した。





「さて暫し、孫達と遊ぼうかの………。茶菓子は…芋羊羹で良いかのう。」



















「おい、誰だ…此処で菓子を食った奴は!!」

「ふぁ、ひゅいまふぇん、ぼふれす。」

「うわ、てめ…菓子食うか喋るか、実験するか…どっちかにしやがれ!直ぐ片付けろ!!」

「ふわーひ。」

「阿近さん、こわーい。眉間にしわ寄りすぎ。」

「うっせえ、てめえらも油売ってねえで、こっちを手伝いやがれ。」

「え~、あたし達こっちで成果上げるから…阿近さん、そっちで成果上げて?」

「手伝う気はねえんだな?」

「判ってるなら、聞かないで下さいよう。」




此処の処、隊長も副隊長も其々の実験に没頭しすぎていて

他隊に回すべき書類が総て、滞っている。

だからと言って他の面子に事務処理能力があるかと云われたら

答えに詰まってしまう。

何しろ此処は略変わり者の集団が集まっているのだ。

本来一番研究に勤しみたい己が

何故こんな細かい作業をしなければならないのか

「ったく、めんどくせえ!!」

軽く舌打ちをすると、いら立っている己の気を鎮めようと

机の上無造作に放り投げていた煙草に手を伸ばす。

近くに置いてある灰皿には吸い殻のタワーが出来上がっている………後一体何本吸えば

此の延々と続きそうな書類作業が終わるのか。

煙草に火を付けると、一口吸い込む。

ふうっと…煙を吐き出し、其の流れゆく様をゆっくりと視線で追えば

締めきっている窓の外……部屋に入る入口を求めて彷徨う、地獄蝶の姿を見付けた。

誰かに窓を開けさせようとするが、近くにいた筈の局員たちは

其々の研究や実験データを纏める事に夢中になっている。

仕方がないとでも言いたげに、阿近は席を立つと

地獄蝶を招き入れる為に、窓を開けた。

地獄蝶は阿近の傍を何度も舞うと

ゆっくりと彼の肩へ降りて行き、其の漆黒の羽根を閉じた。




やがて彼の元に届けられる



其れは一番隊副隊長・雀部長次郎からの伝言






地獄蝶は阿近に伝え終わると

又ヒラヒラと羽を動かし、窓から再び、飛び立っていった。

其の行き先を見詰めた侭、阿近は一人言葉を落とした。





「………一体何の用だってんだ。」





考えても仕方がない………手に持っていた煙草を灰皿に押し付けると

近くにいる局員に声を掛け「少し抜ける」とだけ伝えると

扉を開けた………窓から零れる明るい光に

其の紅い眼を細め

こんな時間に外を出歩くのは

一体何時ぶりだったか等と考えながら、己を呼び付けた一番隊の隊舎へ向かい始めた。





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テーマ:二次創作
ジャンル:小説・文学
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