ゆえの日常生活と創作小話。
パパムの小説更新、あともうチョイだよ?
2013年05月16日 (木) | 編集 |
捏造満載な話です。

そして長くなってしまった(笑)

アルグレアスさんの毒舌の巻です。其処まで毒舌ではないかもしれない(笑)

けれど、じじっとには、良い薬になれば宜しい!!

………密かに、エミリー最強伝説がある(都市伝説みたいだな)

じじっと、実は親馬鹿な上、過保護…更には孫馬鹿

Xラウンダー能力…否、じじっとなら

例の海賊の話の時、パパムの姿を感知したので、こういう場合もあるかなと(笑)

或る意味便利だが………探られた方は、ドン引き?

ああいう使い方出来るなら、シド事件の時

じじっとの能力で、パパムを見付ける事が出来たのではとか思っちゃうよ。


『if:夢の世界(キオ、おつかいにいけるもん・14)』





少し前、己の端末に掛って来た、在る筋からの電話

其の情報を聞いていたから、予測はしていた………。

何故なら上官は、Xラウンダー能力者だ。優れた能力者なのだから、其の位判って当然かと思う。

小さく呻いたかと思えば、上官は椅子から立ち上がり、己の名を呼んだ。

「アルグレアス、済まないが、少し席を外す。」

「どちらへ?」

「うむ、特務隊の処にな………キオが此方に来ている。」

普段略鉄面皮で、部下の前でも

滅多に感情を出さない、総司令だから、判り難いかも知れない。

其れは長年(フリット・アスノ)という、人物の元で付き従っている

己だからこそ、読みとれてしまうのかも知れない。

今、上官は口元が緩んでいるし、頬が引く引くしている。

なにより目元が、何時もの鋭く厳しい光を宿していないのが、証拠だ………。




ああ、お孫さんが来たの、そんなに嬉しいんだ。


序に打ち合わせに戻って来ない、御子息のとこに行けるから


其れも重なって、嬉しいのですね?


元々打ち合わせ終わったら、昼食に誘う予定にしてましたもんね。


態々、特別メニュー注文してましたよね。泣いてましたよ。


此処の食堂責任者と、スタッフ達が


「口に合わなかったら、如何しよう!!」


「味付けを間違えたら、AGE-1で追い駆けられる!!」


「どうせ抹殺されるなら、AGE-2が良い!!」


流石に、其れは無いと云いましたが………でもアレは可哀想だったなあ。




アルグレアスは、頭の片隅で、思い出しつつも

何時ものように人当たりの良い、柔和な笑みを浮かべ、目の前にいる、上官を見て口を開いた。

「お孫さんが?ではきっと、御子息に逢いにいらしたんですね。」

「………?!」

フリットの眉が、ピクリと動いた。

アルグレアスは、其れに気づかぬ振りをし、其の侭言葉を続けた。

「という事は、御子息の奥様(ロマリー)夫人も、ご一緒という事でしょうか?」


ああだとしたら、邪魔は出来ませんよね。夫婦水入らずであり、親子水入らずですからね。


彼の口から出て来る言葉に、フリットは、一瞬黙り込んだ。

けれども直ぐ様、誤魔化す様に、ごほんと咳払いをし

真面目な顔つきで、アルグレアスを見据え、至極当たり前のように、彼に告げた。

「ならば、アセムとロマリーの邪魔に為らないよう、私がキオの面倒を見ておこう。」


其の方が、夫婦で、ゆっくり話せるだろう………其れに、キオは私の孫だからな。


「其れはまあ、確かに………キオ君は司令の、お孫さんには違いありませんが」


けれどその前に、アセムさんの…御子息の、お子さんですよ?


総司令と一緒にいるより、長い時間、軍に詰めていらっしゃる


アセムさんと一緒の方が良いのではありませんか?


そもそもですね、こんな事に為ってるのも


司令が………御子息に沢山、仕事を押し付けているからでしょう?


だからキオ君、寂しくて………お父さんに逢いたいから、此処まで来ているんですよ?


ポンポンと、突き付けられる

言葉の刃に、フリットは、うっと為りつつも

「わ、私は………別に、仕事を押し付けてなどいない!」

「知らないと思っているんですか?まあ気付いていないのは、御子息位ですが」


鈍感過ぎるのも困りものですけど、其処が、彼の又一つの魅力なんでしょう。


ですが、彼の仕事に関しては、特務隊の面々から再三苦情が来ていますし


其れに、ヴェイガン側の、ゼハートガレット議員からも苦情が来ています。


ああ後、火星圏代表のフェザール・イゼルカント様からもです。


御子息の仕事が膨大過ぎるので、ガレット議員の、キレ具合が凄まじくて


色々と支障を来しているそうです。


他にも名前を上げるとすれば、色々と、いらっしゃる訳ですが


敢えて代表として挙げるなら、エミリー・アスノ婦人からも、入って来ております。


最後に告げられた人物の名前に、フリットの顔色が青褪めていく。

なんで、如何してと言いたげだ。

アルグレアスは変わらぬ笑みを浮かべた侭、顔色を悪くした、フリットを気遣う事等なく

「夫人からの申し立てを、お聞きに為りますか?」

「否、良い………。」

「司令、駄目ですよ~~~幾ら御子息に、後を継がせたいからと云って」


特務隊以外の、仕事を回してしまっては


………其れじゃあ、アセムさんが家に帰れなくなるのも、当然じゃないですか。


総司令、良いんですか?


此の侭だと何れ、お孫さん………キオ君からも、嫌われてしまいますよ?


『おじーちゃん、嫌い!!』って、良いんですか?そんな事に為ってしまっても?


「そ、そ、そ、そそ、そんな事は」

物凄い焦り様だな………今日は、本当に珍しいモノが見れたと

アルグレアスは心の中で思いつつも、容赦ない言葉を、上官に浴びせ捲る。

「そう云えるにも、今の内だけかも知れませんね。」


子どもは、純粋ですから………悪意ある、人間には直ぐ気付きますよ?


「アルグレアス?」

「では、私は別件で用事がありますので、失礼します。」


あ、後此れは、特務隊から付き返されて来た書類の束です。


本来は司令自身が処理すべき書類ですので、宜しくお願いします。


ぽんっと、分厚い本一冊と表して云い様な、書類の束を

フリットの机の上に置いて、アルグレアスは笑顔を浮かべた侭、部屋を後にした。

ハッと、フリットが我に戻った時には、既にアルグレアスの姿は其処に無かった。


「ア、アルグレアス~~~!!」


さて未だ部屋の中で、何やら一人、己の上官は喚いているようだ。

が、放っておいて良いだろう。偶には良い薬にもなる。

其れよりも………此方に向かっている、二人の元へ向かうとしよう。

アルグレアスは、軽く指を鳴らし

「そうだ、序に御子息の休暇願も、出しておけば良いか………。」

うん、軽く一週間位かな?其の分、アスノ司令に働いて貰おう。

此れ迄、サボっていた分、きっちり働いて貰えれば良いだけの事。

うん、そうだ、そうしよう………一人頷き、彼はアセム達の元へ向かった。










アルグレアス参謀との話を終えた後、アセムはキオを連れて、もう一度エレベーターに乗り込んだ。

エレベーターの階数は、下へと示し始めていく。

キオはアセムの顔を、見上げた。

「とーさん、しごとない?おわった?」

「ああ、爺さんとの打ち合せが無くなったからな………部屋に戻ったら、昼にするか?」

「するー!!」

「食べ終わったら、AGE-2を、観に行こうな?」

AGE-2みるー!!」

ぱふん………と、キオが抱きついてくるから、アセムの表情も、つい顔が綻んでしまう。

ちょっと離れていた間に、少しだけ、キオが重くなったような気がするのは

親の欲目か、それとも単なる、親馬鹿か?

若しくは、そう感じてしまう程、子どもの傍を離れている、時間が長いと云う事だろうか?

アセムは、そっと目を閉じた。





特務隊に宛がわれている部屋に戻れば、ナディアとライアンの二人が出迎えてくれた。

「お帰りなさい、隊長、キオ君!!」

「参謀から、此方に連絡が在りましたが………」

気遣わしげに此方を見遣るライアンに、アセムは軽く手を振り

「心配しなくていい。出撃とかじゃない。」


唯、司令の方に用事が出来たから、打ち合わせの変更を伝える為に連絡したそうだ。


其の言葉に、ライアンは幾分か表情を和らげ

「そうでしたか。では午後からは、キオ君と過ごせますね。」

ぽんっと、ライアンがキオの頭を軽く撫でれば、キオは嬉しそうな表情を浮かべて見せた。

「書類整理が、少し残ってるけどな。」

ぺちぺちと、アセムの頬をキオが触れた。

「ん?如何した、キオ?」

「とーさん、おなかすいた。」

ぺこぺこと云う風に、お腹の辺りを押さえる仕草を見せる。

其の言葉に、ああ…そうだったと

部屋に戻ったら、お昼にしようと………エレベーターの中で話したんだったと思いだし

慌てて、キオを下に降ろした。

「ごめん、キオ。昼にしような?」

同じ目線に為る様に屈みこんで云えば、キオは素直に頷いた。

「よし、手を洗いに行くか?」

「いくー!!しゃわしゃわさん、うたってするの!!」


暫くすれば、簡易キッチンの中から、楽しそうな歌声が聞こえ始めてくるのだった。

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