ゆえの日常生活と創作小話。
レイルさん…素直な子、過ぎたか?
2013年04月01日 (月) | 編集 |
レイルって、本編でも思ったが、素直な子だと思うの。

相手の言葉が冗談でも、本気で受け止めそうなので………今回ちょっと、そんな感じの会話を入れてみた。

戦隊ヒーローで、悪役やり過ぎた(じじっと)さんは、実の息子より、嫁に怒られる。

キオが歌っている歌は、てきとーです(笑)好きな音楽で合わせて見て下さい。


age小説更新です。後何回の話数かな???





此れ書いてる時点で、キャラソンが(アッシュ)だもんなあ(笑)良い声だ!!
『if:夢の世界(キオ、おつかいにいけるもん・6)』



「こちらレイル、了解いたしました。」

レイルは通信を終えると、公園内にある木の陰に隠れた。

此方からは丁度、移動販売のワゴン車が見える。

カラフルな看板には(アイスクリーム)と明記してある。

確かに、こちらから様子を見ている限り

アイスクリームを買いに来ている人達は、ひっきりなしに訪れていて

尚且つ、皆、美味しそうに頬張っている。

「此れが、キオ様の目的を妨げるものなのですね。」

この光景を見てしまえば、幾ら、お使いに行く途中とはいえ

子ども心を擽られてしまうのは、仕方がないと云えるかも知れない。

「其の為に、俺がいるんですよね。ゼハート様」

レイルはそう呟き、ゼハートから受けた指令を思い返した。





「レイル………お前の任務は、最も重要となる。


公園近くには、アイスクリームの移動販売車が来ている。


あそこは、キオが公園に遊びに行くと、何時もアイスを購入している場所だ。


私も一度、アセム達に進められてバニラを食べて見たが、確かに美味しかった。


移動販売といえど侮れない美味しさだ。チーズケーキ味も良いが、苺も絶品のうまさ………ではなくてだな


詰まりだ。公園=アイスという定義が、キオの中に出来上がっているかも知れないのだ。


此処まで云えば、判ってくれるだろう?


レイル、お前は、キオがアイスクリームを購入しない様に見張るのだ。


もし、購入してしまいそうになった場合は………全力を以って阻止するのだ。


そうだな………公園内で、ギラーガを暴れさせても構わない。頼んだぞ、レイル!」




レイルは、両手で拳を作り、表情を引き締める。

「お任せ下さい、ゼハート様。ギラーガは、流石に隠す場所がなくて、無理でしたが

煙玉程度は用意出来ました。必ずや、キオ様を………アイスの誘惑から守って見せます!!」

決意新たに、木の陰から見ていれば

自分達の存在など何も知らない、キオが姿を見せた。

苦手な犬の前を通る事が出来たキオは、大好きな戦隊ヒーローの歌を歌いながら歩いていた。

幼い子どもといえど、やはりテレビのヒーローが大好きだ。

其れに偶に戦隊モノの真似をすれば、父親が悪役の真似をして遊んでくれる。

祖父も悪役をしてくれるけど、以前、其れが本気過ぎる時が在って

キオが余りの怖さに泣いてしまい、それ以来、祖父は戦隊に出てくるロボット役だ。

だから悪役は父だけの特権………でも本当は、誰よりもヒーローなのだ。

「いくぜ~おれたち~ごぉにんの~」

そう口遊んだ時、キオの目の前には、何時もと変わらぬ

見慣れた光景があった。公園が在って、其れから………其処の場所にあるのは

「あー、あいすくりーむやさん!!」

キオの顔が、ぱあっと嬉しそうに輝く。其れを遠くから見ていたレイルは、ああっと云う顔になり

「駄目ですよ~~~キオ様、そっちに行っては駄目ですよ~~~!!」

だが悲しいかな、レイルの叫びも、虚しく終わる。

キオは嬉しそうな表情を浮かべたまま、アイスクリームワゴン車へと近付いて行った。

レイルの「ああ~~~!!」と云う声に、周囲にいた人達が、何事かと見遣るが

其れに気付かぬ侭、レイルは「ああっ!!駄目ですってば!!」と、一人焦っていた。

此の侭では、キオはアイスクリームを買ってしまうかも知れない。

そうなると、敬愛すべき(ゼハート)から仰せ付かった、任務が果たせなかった事になる。

「よし…使う事が無いようにと思っていたが、仕方がない。」

レイルは鞄から(煙玉)を取り出すと、其れを手に持ち、キオの様子を窺った。

若し、キオが買ってしまいそうな場合は、此れを投げ付けて

皆がパニックになっている隙に、キオを其処から連れ出してしまえばいい。

そうだ、パニック状態では、己の正体等判る筈もないのだから………。

危険な状態から、子どもを守る、大人を装えばいい。

うんうんと一人頷き、レイルはキオの行動を見守った。

キオは嬉しそうな顔のまま、アイスクリーム・ワゴン迄来たが、ふと歩みを止めてしまう。

キョロキョロと周囲を見回し、そして何故か先程までの表情が陰ってしまうが

ふるふると頸を軽く振って、其処から、いきなり走りだしてしまった。

キオの突発的な行動に、レイルも一瞬、呆気にとられてしまう。

が、急いで木の陰から出て、キオを追い駆ければ

キオが向かった先は、間違いなく(駅)へと向かう道筋

レイルには、何故キオが走り出したのか、其の理由は判らないけれど

唯、子どもなりに何か思う処が在ったのかも知れないと、結論付けるしかなかった。

「キオ様、アイスの誘惑に打ち勝てたのですね。ご立派です!!」


ゼハート様、無事に守り切りました!!


レイルは、ガッツポーズを取った後、次の持ち場にいる、人物へと通信を開いた。



「こちらレイルです。聞いて下さい!キオ様、アイスの誘惑に負けずに、無事通過できました!!


 はい、あとは、お願いします!!」



第二関門・公園近くのアイスクリーム屋さんに寄り道をしない事………ミッション・クリア



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