ゆえの日常生活と創作小話。
鰤、更新
2010年04月27日 (火) | 編集 |


「桜、風に囚われる」8話目更新デス……

後1話で、お終い……。















ジャンプの背表紙が……修兵だけど、なんかオプションパック忘れてるよ。

やっぱり、ガゼのれ○君と一緒なんだろうか?

れ○た君は鼻マスク…修兵のあれも刺青じゃなくて…テープ?

若しくは、ボディペイント?

白哉が寝かされている部屋へと向かう、廊下を歩いていた

夜一の耳に聞こえてきたのは、子どもたちの笑い声

思わず、その速度も上がるというもの

声をかけず、いきなりがらりと、襖を開け放てば

「あ、夜一のお姉ちゃん!!」

「修坊、白哉坊、気がついたのか。」

御苦労じゃったな…と、修兵に労いの言葉を落とし、くしゃりと頭を撫でた後

彼女は、その傍らに座り込んだ。

「気分は如何じゃ?」と、目を覚ました、白哉に問えば

彼は罰が悪そうな表情を浮かべつつも、平静を装い

「なんともない。」と、何時もの、淡々とした口調で答えた。

其の受け答えを聞いてしまえば、廊下で、夜一が耳にした

あれは……本当に、彼が笑っていたのだろうかと、突っ込みたくもなったが

大人ばかりに囲まれていた、白哉が

修兵の前にだけ、曝け出した

子どもらしい部分なのかもしれないと、思い直し

此れ以上の、余計な詮索をする事を避けるかのように

彼女は「ならば良い。」とだけ答えた後

「白哉坊も気が付いた事だし、もうそろそろ暇しようと思うのじゃが…動けるか?」

ん?と、頸を傾げ、問い掛けて来る彼女に、白哉は頷き

「ああ、問題ない。」

「そうか、ならば…儂は、先に出入り口で待っている。」

云い終わらぬ内に、彼女は立ちあがり様

修兵の頭を、もう一度くしゃりと掻き回してから、部屋を後にしたのだった。

彼女の後姿を見送った後

白哉も身支度を整え、修兵と共に夜一が待っていであろう

隊舎の門へと向かい始めた。

隊舎の出入り口に到着すれば、そこには夜一だけでなく

拳西達の姿もあった。修兵は拳西の姿を見つけると

此処に来るまで繋いでいた、白哉の手を離し

ぱたぱたと「けんせーい!!」と声を上げてから、彼に抱きついた。

抱きついてきた修兵を、拳西は穏やかな笑みを浮かべ

極自然な流れで、当たり前の様に、彼を抱き上げている。

「……。」

その様子を見ていた、白哉は

先程まで、修兵と繋いでいた、己の掌を見詰めた。

此処に来るまで、修兵が「迷子になっちゃうから」と言って

己の手を繋ぎ、案内された……自分は迷子になるような年齢ではないし

拒む事も出来たのに、其れが否だと云う気持ちはなかった。

けれども修兵が、己から

簡単に傍から離れた時、ほんの少しだけ寂しい気持ちを感じてしまったのだ。

何故こんな感覚に囚われるのか、戸惑っていた。修兵に出逢う前までは抱かなかった感情の筈だ。

白哉が立ち止った侭でいる事に、漸く気が付き

修兵は思いっきり手を振りながら、彼の名前を読んだ。



「白哉兄ちゃん!!」




「ああ…今行く。」





生まれ始めた此の感情の名前など未だ知らないが、きっと答えは見つかるだろう。
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