ゆえの日常生活と創作小話。
『HAPPY・VALENTINEⅢ?(東仙隊長と修兵君シリーズ)』更新!!
2009年02月21日 (土) | 編集 |
バレンタインのおまけです。

やっぱり、藍染様は報われません(笑)

どんなに可愛がり、愛を語ろうとも・・・保護者達の壁は鉄壁の様です。

しかし、おまけがどんどん長くなってるよ。

時間取れたら、これの裏ネタ話しを・・・書きたいな。

ぐりぱぱの寂しい日々とかね。

ネタは出来てんだよ(笑)

後は、時間だな。

『HAPPY・VALENTINEⅢ?(東仙隊長と修兵君シリーズ)』更新!!



藍染の目の前に置かれているのは

可愛くて、可愛くて・・・目に入れても痛くない、修兵からの贈り物。

手元の籠一杯に入った、チョコレートを見ながら

ニコニコと、不気味な笑みを浮かべていた。

藍染の傍らに立っている、ギンは

其の浮かれ様に、少々辟易し、一刻も早く此処を立ち去ってしまいたかった。

其れは此処に控えている、破面達さえも、同じ気持ちだった。

籠の中からチョコレートを一つ取り出し

「見てごらん、ギン・・・修兵が、僕の為に・・・僕だけの為に」


愛を込めて、チョコを作ってくれたんだよ。


ああ、あんな小さな手で・・・沢山チョコを刻んだのだね。


そうだ・・・お返しは、修兵が欲しがっていた、ゲームでも買ってあげようか。


厭々、あの子は本も好きだから、書庫に収めきれない位、本を与えようか。


否、待て・・・心には(愛情)と云う事も考えられる。


ああ、だとすると・・・技術開発局で、彼の成長促進剤を作って貰うべきか?


僕の愛で、たっぷり可愛がって、十分返してあげよう・・・。






もう既に、周囲の事等、目もくれていないのだろう。

唯一人、自分の世界に入っている、藍染に

ギンは、ガックリと項垂れ

「あほらし・・・勝手に盛り上がっとき。」

くるりと背を向け、その場を離れ様とした時

彼の方に向けてくる、視線の数々に気が付いた。

振り返る事なく、ギンは、掌をヒラヒラさせて

「皆、適当なとこで切り上げてえよ、トリップワールドから・・・当分帰ってきいへんから。」

其の言葉を聞き安心したのか

彼等は、そろりそろりと

藍染に気が付かれないように、後退り始めていた。

ギンは彼らに、一度も視線をくれる事なく、扉を閉めた。

長く続く回廊を歩き、盛大な溜め息を吐いていた。

毎回毎回、恥ずかしげもなく

あんな台詞を言えるものだと、ある意味関心をしてしまう。

藍染の物騒な考えは

決して実る筈等ない事は、判り切っている。

修兵に、手を出そうとすれば

彼の傍にいる保護者は元より、此処にいる破面全員が黙ってはいないだろう。


何しろ、皆・・・修兵が大好きなのだ。


「にしても、要ちゃん・・・どんだけ材料買い込んでいたんや。」

藍染は知らぬだろう。

彼が手にしている、籠に盛られているチョコレートは

総て形が不格好なもの。

自分達に配られたのは、未だ形が良いと云えるもの。

つまり手作りチョコレートで

数多く失敗したモノを


「形が崩れていても、焦げていても・・・大丈夫。藍染様なら、全部食べてくれるよ。」


だって此れは、修兵の気持ちが籠っているのだからね。


東仙要が、修兵に、そう云い含め、藍染に渡させたのだ。

藍染は、修兵からと言われれば

きっと泣いて喜ぶ筈、断るなど在り得ないと、見越していたのだろう。





だが此処で、一つの疑問が浮かぶ。




中身を見てしまえば

否、籠を目にした時に、一発で・・・バレそうなものだが

そうは問屋のとでもいうべきなのか

東仙は、何処から入手したのか、あまり深く考えたくもないが

視力が、一気に悪くなる薬を

藍染の料理の中に入れ

此処暫くはず、っと眼鏡を掛けさせるように仕向け

しかも、御丁寧に、態々、藍染の手元にある

眼鏡には、綺麗ではないものが、形良く

綺麗に見えるようにと、レンズに細工を施したのだ。

修兵絡みになると、どうも・・・藍染は周囲が見えなくなるようだ。


「まあ・・・藍染さんが、其れで幸せだと思うんやったら、ま・・・ええか。」



腹壊した時は、自業自得矢もんねえ・・・


きっと、食べ過ぎの一言やって言われて、それで片付けられるんと違うかなあ。


にしても・・・ちっちゃい手で、一杯作ったなあ。


一気に食べる訳にはいかんねえ。


クスリと笑うと


「ご苦労さんやったなあ。」


ポツリと、言葉を落とした

ギンは、修兵から貰ったチョコレートを

ゆっくり堪能しようと、自分の部屋に向かったのだった。




そうして、今年の干し柿は・・・



皆で作るのも悪くないかもしれんねえ・・・等と、呑気に思うのだった。
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