ゆえの日常生活と創作小話。
『狼親子物語(BLEACH)』更新!
2007年08月13日 (月) | 編集 |
『狼親子物語(BLEACH)』更新です!

まだまだ続くよ、第一章~(嘘)

お泊りしちゃいましょう!

しかし、この話から手直しな筈・・・だけど

この話の後から、手直し進めちゃった(笑)

別名、薫君・甘えん坊話・・・。

お子ちゃま同士の、対決も控えているなあ(笑)




【狼親子物語/僕らの不思議な時間旅行・9】



「リオと、キオは・・・こっちの部屋
 ユウと、ルカは、この部屋な・・・?」

子供達は、修兵の案内で、其々の部屋を教えて貰いました・・・。

「要さんと、俺の部屋は、この奥だから
 何か在ったら、遠慮なく起こしてくれて良いよ・・・。」

修兵は、此方を見上げている、薫君の頭を撫でながら

優しく、笑って・・・

「それじゃあ、お休み・・・。」と、子供達に告げて

彼は、部屋から、出て行こうとします。

子供達も、修兵の背中に向かって、云いました。

「「「お休みなさい!!」」」

「おやちゅみちゃい!」

扉が閉められた途端、緊張から開放され

子供達は、其の場に、へたり込んでしまい

「「「つ・・・疲れた・・・。」」」

そう云って、溜息を付きます。

薫君は、そんな3人の様子を、不思議そうに見ていました。

修矢君は、彼が出て行った、扉を見ながら

「自分の親父だって、判ってるけど・・・。」


何か、変な感じがする・・・。


グリムジョーも、コキコキと、首を鳴らしながら

座り直すと

「何時もの、おじさん相手に、嘘なんて云って見ろよ。」

ウルキオラは、困ったような、笑みを浮かべた侭

「綺麗に笑いながら、さり気無く、頬抓ってるしな・・・?」

グリムジョーと二人で、声を合わせて云いました。


おまけに、其の後、頭グリグリして来るんだ・・・。


「「「アレ、痛いんだよなぁ・・・。」」」


子供達は思い出し、ぼやいてしまいます。

此処の部屋に、案内される前に、子供達は

名前を彼らに聞かれましたが、其の侭答える訳にも行かず

偽りの名を、其々名乗ったのでした。

咄嗟に思いついた、其々の名前は

自分達の名前から、二文字を取って


グリムジョーは『リム』


ウルキオラは『キオ』


修矢君は『ユウ』


薫君は『ルカ』


ホントの名前として、納得してくれたか

如何かは、判らないけれど

彼らは、それ以上、詮索をせずに、この部屋に案内してくれたのです。

修矢君は、何の気なしに、ポツリと呟きます。

「なぁ、俺達ってさ、若しかして・・・。」


親父達の、過去に来ちゃった訳・・・?


「云うな。」

「あまり、考えないようにしていたんだが・・・。」

修矢君の言葉に、2人共反応し、返事をします。


けれど、其れなら・・・


此処に来るまで、自分達が見て来た事も


凡て、納得が行くような気がしました・・・。


住んでいた場所に、家が無かったのも


部屋の中に、自分達の荷物が無かった事も


凡て、全部・・・


自分達が生まれて来る前の、出来事だとしたら・・・?


でも、此処に・・・


如何して、この時代(とき)に来てしまったのかは


判らない、けれど・・・


再び、沈黙が、彼らを包み込んだ時

「にーに・・・。」

薫君に呼ばれ、修矢君が、薫君を見れば

薫君は、修矢君に抱っこをせがみ、ぽすんと、腕に収まると

ぐいぐいと、頭を肩に押し付け、目許を擦り始めました。

「チビ・・・眠たくなって来た?」

コクンと頷く、薫君を見て

修矢君は、薫君を抱き抱え直すと

ぽんぽんと、軽く、背中を叩いてやります。

薫君は、閉じそうになる瞼を

何度か、瞬きさせながら

「にーに、おうたうたって・・・。」


父(とと)が、いつも、うたってくれてる、おうた・・・


にーに、うたって・・・


其の言葉に、修矢君は、固まってしまい

思わず、助けを求めるように、二人を見ます・・・。

グリムジョーとウルキオラは、困ったように

互いをの顔を見合わせましたが

やがて、ウルキオラが近付き、薫君の頭を撫でながら

「おじさんみたいに、上手く歌えないけど
 今日は、俺で我慢してね・・・。」

そう云いながら、背中を軽く叩き

薫君の傍で、歌い始めました。

薫君は、うさピンを、ギュッと、抱きしめて

うとうと、し始めました・・・。

やがて、ゆっくりと、瞼が閉じられて、眠り始めます。

規則正しい、寝息が聞こえても

修矢君は、暫く、薫君を抱っこした侭でいました。

其の様子を見ながら、ウルキオラは

二つ在る、ベッドの布団を捲ります・・・。

修矢君が、薫君を寝かせ易い様にしてやる為でした。

修矢君は、薫君を、ベッドに、寝かし付けてやります。

少しだけ愚図る、薫君に、軽く、背中を叩いてやり

寝入った事を、確認すると、二人の元に戻ります。

グリムジョーが、修矢君を労います。

「お疲れさん・・・。」

そして、ベッドで眠っている

薫君に視線を向けて

「チビも、今日は疲れたよな・・・。」


色んな事が、起こっちまったもんなぁ・・・。


グリムジョーが、そう告げれば、ウルキオラも頷きます。

修矢君は、2人に苦笑いを浮かべ、そして

「ありがと、ウルキオラ・・・助かった。」

ウルキオラに礼を伝えます。

ウルキオラは、フッと、笑って

「良いさ・・・明日は、グリムジョーが担当だ。」

明日の担当を言えば、グリムジョーは

「・・・ったく、しかたねーな・・・チビだから、良いけどよ。」

2人の取り決めに、修矢君は、一言誤りを入れて

「何時も寝る時まで、親父に、べったりだからな。」


今朝、逢ったきり・・・この時間まで逢ってない。


修兵に連れられて、此処に来る前にいた

ツリーハウスで、一度「父(とと)」と、呼ばれたきりだと

修兵から聞いていたけれど、でも・・・

此処に来てから、彼の事を

薫君は、彼の傍に・・・ずっといたけれど

「父(とと)」と、云いませんでした・・・。


チビも、何となく違うって、感じてんのかなあ・・・。


そう修矢君が、考えていると

グリムジョーもウルキオラも、眠たそうにしていて

極度の緊張から、開放され、体が安心してしまったのか

3人は、急に眠気に襲われ、欠伸を噛み殺しながら

「兎に角さ・・・明日、又、色々考えようぜ。」


眠い時にゃあ、考えが浮かばねえ・・・。


グリムジョーの言葉に、2人は頷きます。

グリムジョー達が、自分達に宛がわれた

部屋に入るのを見届けると

修矢君も、又、ベッドにダイブします。

窓の外を見ながら

「親父達・・・心配してるだろうなあ・・・。」


急に、俺達がいなくなって、慌ててるだろうなぁ。


まさか、親父達の過去に来ています・・・なんてさ


思っても見ないんだろうなぁ・・・。


修矢君は、ふぁっと、欠伸をすると

眠りの世界へと・・・

夢の世界へと誘われるのでした・・・。

意識が落ちる瞬間

遠くから、声が聞こえて来たような気がしました。



ねえ・・・話せる?


素直になれる・・・?


彼になら


君の話したい事を話せる・・・?
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